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マルチモーダル検索とは?SEOへの影響と画像・音声・動画の最適化対策

2026 8/17
2026年8月17日
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「テキストで検索する」という行為が変わりつつあります。

写真を撮って商品を調べる、声で質問してレシピを探す、画像と文章を組み合わせてAIに状況を説明する等、これらはすべて、検索が「キーワードの入力」から「情報の提示」へと進化していることを示しています。

結論からお伝えすると、マルチモーダル検索とはテキスト・画像・音声・動画などを組み合わせてAIに情報を伝え、回答を得る検索の形式です。

Googleは2026年のI/Oで検索ボックスをテキスト以外に画像・動画・ファイルにも対応するマルチモーダル入力形式に刷新することを発表しており、この流れはWebサイトの最適化戦略にも影響を与えます。

この記事では、マルチモーダル検索の仕組み・SEOへの影響・今から始められる対策を解説します。

目次

マルチモーダル検索とは何か?

マルチモーダル(Multimodal)とは「複数の様式(モード)」を意味する言葉です。マルチモーダル検索とは、テキストだけでなく画像・音声・動画など複数のメディアを組み合わせて検索を行う形式を指します。

従来の検索は「テキストを入力して結果を受け取る」という一方向のプロセスでした。

マルチモーダル検索では「写真を見せながら質問する」「音声と場所情報を組み合わせる」という、より人間の自然なコミュニケーションに近い形で情報を探せます。

具体的な例

  • Google Lensでカフェのメニューを撮影してカロリーを質問する
  • スマートフォンのカメラを空にかざして星座の名前を調べる
  • 「この近くにある」と音声で言いながらカメラで街を見渡してレストランを探す
  • 壊れた家電の写真を送って「これの修理方法を教えて」と質問する

これらはすでに一部実現していますが、Google I/O 2026でGemini 3.5 Flash搭載のAIモードが発表され、新しい検索ボックスがテキスト・画像・動画・ファイル・Chromeタブを組み合わせたマルチモーダル入力に完全対応することが示されました。

なぜSEO担当者がマルチモーダル検索を知る必要があるのか

マルチモーダル検索がSEOに与える影響は、検索行動の変化にあります。

①テキスト以外の検索クエリが増える

「料理 レシピ」とキーワードを打つのではなく、冷蔵庫の中身を写真で撮って「これで作れる料理は?」と聞く、このような検索では、従来のキーワード最適化だけでは対応できません。

画像・動画・音声を通じてユーザーが「見せる・聞かせる・話す」コンテンツを、Googleが意味として理解できる形で整備することが必要になります。

②Googleが画像・動画をより深く理解するようになった

GeminiをベースにしたGoogleのAIは、テキストだけでなく画像のピクセル・音声の波形を直接処理します。以前は画像のalt属性などのテキスト情報からしか画像の内容を推測できませんでしたが、現在のGoogleはページ内の画像そのものの内容・文脈・周辺テキストを総合的に判断しています。

これはSEO上、画像・動画の扱いが「補足情報」から「主要なコンテンツ要素」に変わったことを意味します。

③AI検索での引用にマルチモーダルコンテンツが有効になる

AEO(Answer Engine Optimization)の観点では、AIが情報を引用する際にテキストだけでなく図解・動画・音声データも参照の対象になります。特にGeminiはマルチモーダルAIとして設計されており、動画内の音声や映像も解析対象としています。

マルチモーダル検索の4つの形式とSEOへの影響

①画像検索(Visual Search)

Google LensやBing Visual Searchのように、画像を入力として検索する形式です。

SEOへの影響: ページ内の画像が「検索のエントリーポイント」になる可能性があります。適切に最適化された画像は、その画像から関連ページへの流入を生みます。

対策ポイント

  • altテキストを詳細・具体的に記述する(「写真」ではなく「新宿駅東口の夜景、タクシー乗り場付近」のように)
  • 画像のファイル名を内容を反映した英語の名称にする(例:new-shinjuku-east-exit-night.jpg)
  • 周辺テキストと画像の内容を一致させる(Googleは画像単体ではなく文脈で判断する)
  • ImageObjectスキーマで画像の情報を構造化データで明示する

②音声検索(Voice Search)

スマートスピーカー・スマートフォンの音声アシスタント・車載AIを通じた検索形式です。

SEOへの影響: テキスト検索より長い自然言語のクエリが増えます。「渋谷 ランチ」ではなく「渋谷で一人でも入りやすくてランチ1,000円以下のお店を教えて」という形式です。

対策ポイント

  • H2・H3を質問形式にする(「〇〇とは何ですか?」「〇〇をするにはどうすればいいですか?」)
  • H2直下で結論を1〜2文で述べる(音声アシスタントは冒頭の回答文を読み上げやすい)
  • FAQセクションを設置し、ユーザーが実際に声で質問しそうな言い回しで書く
  • ローカルSEOを強化する(音声検索は「近くの〇〇」という地域クエリが多い)

③動画検索(Video Search)

YouTubeやGoogle動画検索のように、動画コンテンツが検索結果に表示されたり、AIが動画内の情報を参照する形式です。

SEOへの影響: AIが動画の字幕・文字起こしテキストを読み取り、コンテンツとして評価します。Geminiは動画内の発話内容を解析できるため、動画の「中身のテキスト情報」がSEO上の評価対象になっています。

対策ポイント

  • YouTube動画には字幕・文字起こしを設置する(自動生成より手動校正の方が精度が高い)
  • VideoObjectスキーマで動画のタイトル・説明・デュレーションを構造化データとして記述する
  • 動画内で早期に(30秒以内に)メインキーワードと回答を述べる
  • 動画をページに埋め込む際は、周辺に関連するテキストコンテンツを配置する

④複合検索(Combined Multimodal Query)

画像+テキスト、音声+位置情報のように、複数のモードを組み合わせた検索です。Google I/O 2026で発表されたAIモードの新検索ボックスが典型例で、画像・動画・ファイルを一度に貼り付けてテキストで補足質問できる形式です。

SEOへの影響: ユーザーが「見せて説明する」という行動に対応するため、コンテンツの文脈・専門性・網羅性がより重要になります。「この製品の○○部分はどこにありますか?」という質問に画像付きで答えられるコンテンツが評価されやすくなります。

今日から始めるマルチモーダル検索対策

マルチモーダル対応として特別な新しい施策が必要かというと、そうではありません。基本的なSEO施策の延長線上にあります。優先度の高いものから整理します。

優先度高:画像alt属性とファイル名の最適化

最もすぐに取り組める施策です。既存のページ内画像のaltテキストを見直し、「画像」「写真」などの汎用的な表現を、画像の内容を具体的に説明するテキストに変更します。

[内部リンク先の画像SEO記事があれば追加]

優先度高:FAQセクションの設置と質問形式の見出し

音声検索・AI検索共通で効果的な施策です。H2・H3を質問形式にし、直下で結論を述べる構成にすることで、マルチモーダルAIが「この見出しの質問に対してこのページは回答を持っている」と判断しやすくなります。

AEOとの組み合わせについてはAEO対策とは?SEOとの違い・具体的な施策〜効果測定・よくある失敗まで実務目線で徹底解説で詳しく解説しています。

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優先度中:構造化データの充実

ImageObject・VideoObject・FAQPageなどのスキーマを実装することで、Googleがコンテンツのメディアタイプとその内容を正確に把握しやすくなります。

優先度中:動画コンテンツへの字幕・文字起こし追加

YouTubeに動画を掲載している場合は、字幕・文字起こしの整備が優先施策です。Geminiは動画内音声を直接解析できますが、明示的なテキストデータがあることでより正確な評価につながります。

優先度低(将来投資):ローカルSEOとGoogleビジネスプロフィールの整備

音声検索は「近くの〇〇」という地域クエリと相性が高いです。実店舗・地域ビジネスを運営している場合は、Googleビジネスプロフィールの情報整備が音声検索経由の流入につながります。

マルチモーダル対策において注意すべきこと

現時点での優先度は高くない

マルチモーダル検索は重要なトレンドですが、2026年時点で全検索に占める割合はまだ小さいです。テキスト検索のSEO基盤(検索順位・インデックス・コンテンツ品質)が整っていない状態でマルチモーダル対策だけを優先するのは本末転倒です。

優先順位: テキストSEOの基礎 → AEO対応(結論ファースト・FAQ・構造化データ)→ マルチモーダル対応(画像alt・動画字幕)の順が実務上の正しい順序です。

テキストコンテンツとの整合性が重要

画像・動画を追加することが目的化しないよう注意が必要です。

Googleはページのメインコンテンツがユーザーにとって有益かどうかを総合的に評価します。画像・動画はテキストコンテンツを補完・強化するために使うものであり、それ自体が目的ではありません。

まとめ

この記事のポイントを整理します。

  1. マルチモーダル検索とは、テキスト・画像・音声・動画を組み合わせて情報を検索する形式。 Google I/O 2026でAIモードがフルマルチモーダル入力に対応することが発表された
  2. Googleは画像・動画の内容を直接解析できるようになった。 altテキスト・周辺テキスト・ファイル名・構造化データの整備が重要
  3. 音声検索対策はAEO対策と重なる。 質問形式の見出し・H2直下の結論・FAQセクションは音声検索とAI引用の両方に効く
  4. 今すぐ取り組めるのは、画像altの最適化・FAQの充実・構造化データの実装。 特別な新しい施策は必要なく、既存SEOの延長線上にある
  5. 優先度の整理が重要。 テキストSEO基盤が整っていない場合はそちらを先行させる

まずは既存ページの画像alt属性を見直し、「画像」「写真」などの汎用テキストが使われていないかを確認するところから始めてみてはいかがでしょうか。

よくある質問(FAQ)

Q. マルチモーダル検索とは何ですか?

テキスト・画像・音声・動画など複数のメディアを組み合わせて行う検索のことです。カメラで商品を撮影して検索するGoogle Lens、声で質問する音声検索などがその代表例です。Googleは2026年にAIモードの検索ボックスをフルマルチモーダル入力対応にすることを発表しており、検索の形が大きく変わりつつあります。

Q. マルチモーダル検索対策として最初に何をすればいいですか?

画像のaltテキストとファイル名の最適化から始めることを推奨します。「写真」「画像」などの汎用的なaltテキストを、画像の内容を具体的に説明するテキストに変更するだけで対応できます。次にFAQセクションの充実とH2の質問形式化を進めると、音声検索・AI引用の両方に対応できます。

Q. 音声検索とマルチモーダル検索は別物ですか?

音声検索はマルチモーダル検索の一形態です。マルチモーダル検索は画像・音声・テキスト・動画など複数のモードを組み合わせた検索全般を指し、音声検索はそのうちの「音声モード」を使った検索です。対策の方向性は共通する部分が多く、質問形式の見出し・FAQ・構造化データは両方に効果的です。

Q. マルチモーダル検索の普及でテキストSEOは不要になりますか?

不要にはなりません。マルチモーダル検索でも、検索結果としてWebページが表示される仕組みは変わりません。Googleはテキストコンテンツを中心に評価しており、画像・音声・動画はその補完として機能します。テキストSEOの基盤を整えた上で、マルチモーダル対応を上乗せするのが正しいアプローチです。

Q. 動画コンテンツはマルチモーダル検索対策として有効ですか?

有効です。Geminiはマルチモーダルに設計されており、動画内の音声・映像を直接解析できます。ただし字幕・文字起こしを設置し、VideoObjectスキーマで構造化データを記述することで、Googleの理解精度が上がります。動画の内容に関連するテキストコンテンツを周辺に配置することも重要です。

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