「最近、Google検索の一番上にAIが書いたような文章が出てくるけど、これは何なの?」「なんだか邪魔だから消したい」「自社サイトへのアクセスが減った気がする」——検索しているとき、こんな疑問を持った人は多いはずです。
結論からお伝えすると、検索結果の最上部に表示されるAIの要約は「AIによる概要(AI Overviews)」というGoogleの機能です。
便利な反面、Webサイトを運営する側にとっては集客への影響が無視できないものになりつつあります。
この記事では、「そもそもこれは何なのか」という素朴な疑問から、表示される仕組み、消す方法、そしてSEO・サイト集客への影響と対策まで、Technogramの支援現場で見えてきた実データも交えて解説します。
AIによる概要(AI Overviews)とは
AIによる概要とは、Googleで検索したとき、検索結果の一番上にAIが生成した要約文を表示する機能です。
複数のWebページの情報をAIが読み取って統合し、質問への回答を文章でまとめて提示します。
提供元のGoogleは、この機能について複雑なトピックや質問の要点をすばやく把握でき、詳細を確認するための関連リンクも提供するものだと説明しています。(AI 機能とウェブサイト|Google 検索セントラル)
回答の要約と一緒に、参照元となったWebサイトへのリンクも表示されるのが特徴です。
裏側で動いているのはGoogleの生成AI「Gemini」です。従来の検索が「関連するページのリンク一覧」を返していたのに対し、AIによる概要は複数のページを横断して情報を集め、ひとつの回答文として再構成します。
日本では2024年8月から提供が始まりました。米国での導入から、英国やインド、インドネシアなど6か国へと拡大する形で、日本でも展開が開始されています。
AIによる概要の表示例

表示される位置は、検索ボックスのすぐ下、通常の検索結果(青いリンクの一覧)よりも上です。検索して最初に目に入る場所、と考えてください。
構成はおおまかに2つのパートに分かれます。ひとつは数行〜十数行の要約文。
もうひとつは、その要約の根拠となったWebサイトへのリンクカードです。リンクカードは要約文の脇や下に並び、「この情報はここから来ています」という出典の役割を果たします。
具体的にイメージしてみましょう。たとえば「観葉植物 水やり 頻度」と検索したとします。
これまでは園芸サイトのリンクが上から順に並ぶだけでした。AIによる概要が表示される場合は、そのリンク一覧の上に「観葉植物の水やりは土の表面が乾いてから与えるのが基本です。
季節によって頻度は変わり〜」といった要約文がまず現れ、その文章を作る際に参照したサイトへのリンクが添えられます。
検索した人は、リンクをクリックしてページを開かなくても、要約文を読むだけである程度の答えにたどり着けます。この「クリックしなくても答えがわかる」という点が、後述するサイト集客への影響に直結してきます。
なぜ自分の検索にAIによる概要が出るのか
「人によって出たり出なかったりするのはなぜ?」という疑問もよく聞きます。これは、AIによる概要がすべての検索に表示されるわけではないからです。
Googleは、生成AIが特に有用だとシステムが判断した場合に表示されると説明しています。
たとえば、複数の情報源を比較して答える必要がある質問や、要点を整理したほうが理解しやすいトピックで出やすくなります。
逆に、特定のお店を探しているだけの検索や、公式サイトを1つ見れば済むような単純な検索では表示されにくい傾向があります。
つまり「AIに要約させたほうがユーザーの役に立つ」とGoogleが判断したときに出てくる、と理解しておけば十分です。
同じキーワードでも、検索する地域・言語設定・タイミングによって表示が変わることもあります。「昨日は出たのに今日は出ない」というのは珍しいことではありません。
AIによる概要が表示される仕組み

AIによる概要がどうやって回答を作っているのかを知っておくと、後半の「引用されるための対策」が理解しやすくなります。
大きな流れは3段階です。
まず検索されたキーワードからユーザーの意図を読み取り、次にGoogleがすでにインデックスしているWebページの中から関連性の高い情報を集め、最後にそれらを統合して回答文を生成します。
ここで重要なのは、1つのページがまるごと引用されるわけではないという点です。
複数のページから、それぞれ最も関連性の高い部分が抜き出されて組み合わされます。
そのため、記事全体ではなく「ある見出しの下にある、ある質問への答え」という部分単位で引用されることが多くなります。この性質は、コンテンツを作る側にとって大きなヒントになります。
クエリファンアウトとは
AIによる概要の仕組みを語るうえで欠かせないのが「クエリファンアウト」という手法です。
これはGoogleが公式に使っている言葉で、関連する複数のサブトピックやデータソースに対して検索を展開する手法を指します。
わかりやすく言えば、ユーザーが入力した1つの質問を、AIが裏側でいくつもの小さな質問に分解し、それぞれについて検索を行ってから回答をまとめる、という動きです。
たとえば「一人暮らし 引っ越し 必要なもの」という検索に対して、AIは内部的に「引っ越しの手続き」「最初に買うべき家電」「初期費用の相場」といったサブトピックに分け、それぞれの情報を集めて統合します。
この仕組みがあるため、AIによる概要は1つのページだけでは答えきれない複合的な質問にも対応できるのです。
サイト運営者の視点では、自分のページが「どのサブトピックに対する答えとして拾われるか」を意識することが、引用されるための第一歩になります。
AIによる概要は信用していいのか

便利な機能ですが、表示された内容をそのまま信じてよいかは別問題です。ここは一般の検索ユーザーにとって最も気になるところでしょう。
メリットははっきりしています。
複数のサイトを開いて読み比べる手間が省け、知りたいことの要点を短時間でつかめます。とくに、用語の意味を知りたいときや、おおまかな全体像を把握したいときには効率的です。
一方で、注意すべき点もあります。
Google自身がAIの回答には間違いが含まれている場合があると明記しているとおり、生成AIには事実と異なるもっともらしい内容を出力してしまう「ハルシネーション」と呼ばれる現象があります。
AIは参照元のデータをもとに文章を作るため、参照元に古い情報や誤った情報が含まれていれば、それをそのまま要約に反映してしまうことがあります。
実際、Technogramの支援現場でも似たケースに遭遇しています。ある企業で、Google上に残っていた古い社名情報がAIによる概要やナレッジパネルに出続けてしまった例がありました。
AIは「Web上に存在する情報」を集めて回答するため、自社サイト以外の場所に古い情報が残っていると、それが要約に紛れ込むリスクがあるのです。
ですから、重要な判断に関わる情報(特に健康やお金に関わる内容)については、要約だけで完結させず、必ず出典リンクをたどって一次情報を確認することをおすすめします。
AIによる概要は「最初のとっかかり」として使い、最終確認は元のサイトで行う、という使い方が安全です。
なお、医療や金融といった、人の生活に重大な影響を与える分野では、Googleは情報の正確性を確保する目的で、そもそもAIによる概要の表示を制限する措置をとっています。
AIによる概要と似た機能との違い
AI検索まわりには似た名前の機能が複数あり、混同されがちです。ここでAIによる概要と、AIモード・SGE・強調スニペットの違いを整理しておきます。
AIによる概要・AIモード・従来検索の比較表
とくに2025年9月に日本語提供が始まった「AIモード」は、AIによる概要と混同されやすい機能です。3つの違いを表にまとめます。
| 比較項目 | 従来の検索 | AIによる概要 | AIモード |
|---|---|---|---|
| 表示形式 | リンクの一覧 | 検索結果上部にAI要約+リンク | 画面全体がAIとの対話形式 |
| 位置づけ | 標準の検索結果 | 通常の検索に付加される要約 | 検索とは別の専用タブ・モード |
| 使い方 | キーワードを入力 | キーワード入力で自動表示 | 「AIモード」タブに切り替えて利用 |
| 得意な検索 | 特定ページを探す | 要点をすばやく把握する | 複雑・長文の質問を1回で解決 |
両者ともGeminiを基盤にしている点は共通ですが、AIによる概要が「通常の検索結果に自動で付け足される要約」であるのに対し、AIモードはユーザーが切り替えて使う、より対話的で複雑な質問に対応する検索体験です。
AIモードは日本語版が2025年9月9日に提供開始されており、検索結果ページの「AIモード」タブから利用できます。
この2つは表示のされ方も影響の大きさも異なるため、後述するサイト集客への影響を考えるうえでも区別が重要になります。
SGE・強調スニペットとの違い
もう2つ、よく一緒に語られる機能があります。
ひとつは「SGE(Search Generative Experience)」です。これはAIによる概要の前身にあたる試験運用版で、Search Labsに登録して機能を有効化したユーザーだけが使える実験的な機能でした。
現在はAIによる概要として正式に展開されており、SGEという言葉は主に過去の文脈で使われます。両者は中身としては地続きで、「試験版がSGE、正式版がAIによる概要」と理解すればよいでしょう。
もうひとつは「強調スニペット」です。これは検索結果の上部に表示される点でAIによる概要と似ていますが、仕組みが根本的に異なります。
強調スニペットは特定の1ページからテキストの一部をそのまま抜き出して表示する機能で、AIが文章を生成しているわけではありません。一方、AIによる概要は複数ページの情報を統合してAIが新しい文章を作ります。「既存の文章の引用」か「AIによる再構成」か、という違いです。
AIによる概要が表示される条件・されない条件
「自社サイトの記事でAIによる概要を出したい」「逆に、なぜ出ないのか知りたい」という事業者の方向けに、表示の傾向を整理します。
AIによる概要が表示されやすいのは、次のようなタイプの検索です。
- 「〇〇とは」など、言葉の意味や定義を知りたい検索
- 「〇〇 やり方」「〇〇 方法」など、手順を知りたい検索
- 「〇〇 比較」「〇〇 違い」など、複数の選択肢を比べたい検索
- 「〇〇 なぜ」など、理由や背景を知りたい検索
- 「〇〇 おすすめ」など、選択肢の整理を求める検索
これらに共通するのは、複数の情報源を統合して答えたほうがユーザーの役に立つ、という点です。
反対に、表示されにくいのは次のような検索です。
- 健康・医療・金融・法律など、生活に重大な影響を及ぼす分野(YMYL領域)
- 株価や天気など、リアルタイム性が求められる検索
- 特定の店舗や施設を探すローカル検索
- 企業名やサービス名の指名検索
自社の記事をAIによる概要に絡めたい場合、まずはターゲットにしているキーワードがそもそも「表示されやすいタイプ」なのかを見極めることが出発点になります。表示されにくい領域のキーワードで対策に労力を割いても、効果は限定的です。
AIによる概要を消す(非表示にする)方法
「要約はいらないから、従来どおりのリンク一覧で見たい」という人のために、表示を抑える方法を紹介します。
ただし、最初に正直にお伝えしておくと、AIによる概要を完全に・恒久的にオフにする公式の設定は用意されていません。
Googleはこの機能を検索の中核機能と位置づけており、機能そのものを無効化することはできない仕様です。以下で紹介するのは、あくまで「表示させずに検索する」ための回避策です。
Webフィルタを使う
最も手軽で安全なのが、検索結果画面の「ウェブ」タブを使う方法です。
Googleで何かを検索した後、検索ボックスの下に並ぶメニュー(「すべて」「画像」「動画」などのタブ)の中から「ウェブ」を選びます。
これを選ぶと、AIによる概要や画像、ショッピング枠などが除外され、従来どおりの青いリンクとテキストだけが並ぶシンプルな検索結果に切り替わります。
外部ツールを使わないため安全性が高く、スマートフォンのブラウザでも同じ手順で使えます。難点は、検索のたびにタブを選び直す必要があることです。
URLに &udm=14 を追加する
少し技術的ですが、検索結果ページのURLの末尾に「&udm=14」という文字列を付け足して再読み込みすると、テキストベースの検索結果のみが表示されます。
これは前述のウェブタブと同じ状態を、URL操作で呼び出す方法です。
毎回手で入力するのは手間ですが、ブラウザの検索エンジン設定をカスタマイズすれば、常にこの状態で検索することも可能です。やや上級者向けの方法と考えてください。
AIによる概要がSEO・サイト集客に与える影響
ここからはWebサイトを運営する事業者・Web担当者向けの内容です。AIによる概要の普及は、これまでのSEOの前提を大きく揺さぶっています。
ゼロクリック検索の増加とCTR低下
最も直接的な影響が「ゼロクリック検索」の増加です。
ゼロクリック検索とは、ユーザーが検索結果から1つもクリックせずに検索を終える行動を指します。
AIによる概要が要約で答えを示してしまうため、ユーザーがわざわざリンク先のページを開かなくなる。結果として、検索順位は変わっていないのにクリックされなくなる、という現象が起きます。
その影響の大きさを示すデータもあります。SEOツールを提供するAhrefsの調査では、AIによる概要が表示されるクエリで、検索順位1位のページのクリック率が58%も減少したという結果が報告されています。(Ahrefs|AI Overviews Reduce Clicks by 58%)
1位を取っていても、これだけクリックが失われる可能性があるということです。
表示回数は増えているのにクリックが減るケース

ここからはTechnogramが支援現場で実際に観測している内容です。
複数のクライアントのGoogle Search Consoleを分析していると、共通する不可解な動きが見られるようになりました。表示回数は維持、あるいはむしろ増えているにもかかわらず、クリック数だけが大きく落ち込むのです。
通常であれば、表示回数が増えればクリックもある程度ついてくるはずです。それが連動しなくなっている、というのが直感に反するポイントでした。業種や規模を問わず、同じ傾向が広く確認できています。
この傾向がはっきり見え始めたのは2025年9月頃です。「上位に表示されているのにクリックされない」状態は、AIによる概要が要約で答えを完結させ、ユーザーがサイトまで来なくなっていることを示唆しています。
この時期は、奇しくもGoogleの「AIモード」が日本語で提供開始されたタイミング(2025年9月9日)と重なっています。(2025年9月9日|Google Japan Blog)
クリック数の減少が、AIによる概要によるものなのか、AIモードの影響なのか、あるいは両方の複合なのかを、現時点で厳密に切り分けることは困難です。
それでも実務上の結論は変わりません。
AIによる概要とAIモード、どちらが主因であっても、「検索順位=アクセス数」という従来の方程式が崩れつつあるという事実は同じです。
だからこそ、順位を追うだけでなく「AIに引用される」「クリックしたくなる」という新しい視点が必要になっています。Search Consoleで「掲載順位は高いのにクリック率だけ不自然に落ちているクエリ」を見つけたら、AIによる概要やAIモードの影響を疑う一つの手がかりになります。
AIによる概要に引用されるための考え方

「では、どうすればAIによる概要に自社サイトが引用されるのか」。ここが事業者にとって最大の関心事でしょう。考え方の核心だけを押さえておきます。
大前提として、まず従来のSEOで検索上位を取ることが必要です。
各種調査では、AIによる概要が引用する情報源の大半が検索上位のページから選ばれていることが示されています。AIは無数のページから引用元を選ぶのではなく、すでにGoogleが高く評価している上位ページの中から拾っているのです。
つまり、AIによる概要対策はSEOを捨てて別のことを始めるのではなく、SEOの土台の上に積み重ねるものだと理解してください。
そのうえで、引用されやすくするための方向性は大きく4つです。
1つ目は、結論を先に書くこと。見出しの直後に「この質問への答えはこれです」と明示する構成にすると、AIがその部分を回答として抜き出しやすくなります。
詳しくは結論ファーストとは?SEO記事とAI Overviewに引用される方法で解説しています。

2つ目は、E-E-A-T、とくに「経験(Experience)」に基づく一次情報を盛り込むこと。
AIは既存情報の要約は得意でも、実体験や独自データを自ら生み出すことはできません。だからこそ、自社で実施した調査や実際の利用データといったオリジナル情報が、引用される価値を持ちます。
3つ目は、構造化データの整備です。FAQや著者情報などをマークアップしておくと、AIがページの内容を正確に理解しやすくなります。
4つ目は、ユーザーの疑問に過不足なく答えるコンテンツ設計です。検索意図に対して的確に、わかりやすく答えている記事ほど、AIにも信頼できる情報源として選ばれやすくなります。
これらの具体的な実装手順や、Search ConsoleとGA4を使った効果測定の方法については、AI Overview対策とは?引用されるコンテンツの作り方で実務に踏み込んで解説しています。

今後の動向:AIによる概要内の広告
最後に、今後注視すべき動きを補足します。
米国では、AIによる概要の中、または直下に広告が表示される取り組みが始まっています。Google広告のヘルプでも、一定の条件を満たした場合に概要内へ広告が配信される可能性があると案内されています(広告と AI による概要について|Google 広告 ヘルプ)。
ただし、これは2026年6月時点で日本ではまだ導入されていません。現状、日本のAIによる概要に広告が表示されることはありませんが、これまでの機能展開が「米国先行→日本へ拡大」という流れをたどってきたことを踏まえると、日本でも将来的に導入される可能性は十分にあります。
広告運用を担当している方は、今のうちから動向を把握しておくとよいでしょう。日本上陸を見据えた準備についてはAI Overview広告 日本上陸前にやるべきP-MAX対策で解説しています。

よくある質問(FAQ)
Q. AIによる概要は消す(オフにする)ことができますか?
機能そのものを完全にオフにする公式設定はありません。ただし、検索結果画面で「ウェブ」タブを選ぶ、URL末尾に「&udm=14」を追加する、Chrome拡張機能を使うといった方法で、表示させずに検索することは可能です。最も手軽で安全なのは「ウェブ」タブを使う方法です。
Q. &udm=14とは何ですか?
Google検索結果のURLの末尾に付け足すパラメータで、これを追加して再読み込みすると、AIによる概要や画像などを除いたテキストベースの検索結果だけが表示されます。従来のシンプルな検索結果に戻したいときの回避策のひとつです。
Q. スマホでも消せますか?
可能です。スマートフォンのブラウザでも、検索後に「ウェブ」タブを選択すれば、AIによる概要を除いた検索結果を表示できます。手順はパソコンと同じです。
Q. AIによる概要の情報は正確ですか?
おおむね役立ちますが、常に正確とは限りません。Google自身も回答に誤りが含まれる場合があると明記しています。AIが参照した元の情報が古かったり間違っていたりすると、それが要約に反映されることがあります。重要な情報は、要約だけで判断せず出典リンクをたどって確認することをおすすめします。
Q. すべての検索で必ず表示されますか?
いいえ。AIによる概要は、Googleが「AIで要約したほうがユーザーの役に立つ」と判断した検索でのみ表示されます。単純な検索や、医療・金融などの分野では表示が制限されることがあります。同じキーワードでも地域やタイミングで表示が変わる場合もあります。
Q. AIによる概要とAIモードの違いは何ですか?
AIによる概要は通常の検索結果の上部に自動で付け足される「要約」です。一方AIモードは、「AIモード」タブに切り替えて使う、より対話的で複雑な質問に向いた専用の検索体験です。AIモードの日本語版は2025年9月に提供が始まりました。どちらもGeminiを基盤にしていますが、表示のされ方と用途が異なります。
Q. 自社サイトがAIによる概要に引用されているか確認する方法は?
最も確実なのは、対象のキーワードでGoogleをシークレットモードで検索し、AIによる概要のリンクカードに自社サイトが含まれているか目視で確認する方法です。あわせてSearch Consoleで、掲載順位は高いのにクリック率が不自然に低いキーワードを探すと、AIによる概要の影響を受けている可能性に当たりをつけられます。
Q. AIによる概要が普及すると、SEOはもう意味がないのですか?
意味がなくなるわけではありません。AIによる概要が引用する情報源の大半は検索上位のページから選ばれており、上位表示を実現するSEOはむしろ引用の前提条件になっています。SEOを土台に、AIに引用される構造を上乗せしていくのが現実的なアプローチです。
まとめ
AIによる概要について、要点を整理します。
- AIによる概要は、Geminiが複数ページの情報を統合し、検索結果の最上部に要約とリンクを表示するGoogleの機能。日本では2024年8月から提供されている。便利な反面、要約に誤りが含まれることもあるため、重要な情報は出典の確認が必要。
- サイト集客への影響は大きく、表示回数(順位)は維持されているのにクリックだけが減るケースが実際に起きている。AIによる概要とAIモードの複合的な影響と考えられ、「検索順位=アクセス数」という前提は崩れつつある。
- 対策の出発点は従来のSEOで上位を取ること。そのうえで、結論ファースト・一次情報・構造化データ・ユーザー本位のコンテンツでAIに引用される確率を高めていく。
「Search Consoleの数字が落ちてきた」「AI検索時代にどう備えればいいかわからない」とお悩みの方は、Technogramまでお気軽にご相談ください。AIによる概要をはじめとするAI検索への対応を、貴社の状況に合わせてご支援します。

